2001年 07月 13日
5. まとめ
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ジェットスプレー工法を用いて超速硬化性ポリウレタンを塗膜形成したコンクリートの基礎物性について実験的検討を行った結果,本研究の範囲内で以下の結論が得られた。
(1) 本研究で示したJPU材料をコンクリート用被覆材として用いることにより,その防水性と高い水蒸気透過性により,乾湿が繰返される条件において内部コンクリートを乾燥方向に導く特性を有する。
(2) ジェットスプレー工法を用いて塗膜したJPUは,高い水蒸気透過性を有しているにも拘わらず,二酸化炭素は透過し難い性質があり,その中性化抵抗性は良好であった。
以上のことから,ジェットスプレー工法を用いて超速硬化性ポリウレタンを塗膜形成したコンクリート構造物の耐久性の向上が期待できると考えられる。
参考文献
1)笠井哲郎ほか:ジェットスプレー工法を用いて塗膜形成した超速硬化性ポリウレタンのコンクリート用被覆材としての性能,土木学会年次学術講演会(CD-ROM),部門5,Vol.61,pp.9-10,2006
2)井戸功誠,友清剛,繪鳩武史,河合康統,:新材料を用いたコンクリート構造物の補修方法に関する性能評価試験,コンクリート工学年次論文集,Vol.25,No.1,pp.1571-1576,2003
3)北山良,片平博,渡辺博志:外来塩に対する鉄筋コンクリートのひび割れ補修効果の実験的研究,コンクリート工学年次論文集,Vol.27,No.1,pp.1543-1548,2005
4)今野拓也,細田暁,小林薫,松田芳範,:コンクリート表面含浸材の吸水抑止性能に及ぼす施工条件の影響,コンクリート工学年次論文集,Vol.28,No.1,pp.1733-1738,2006
5)槙島修,魚本健人:断面修復材の品質と耐久性に関する一考察,コンクリート工学年次論文集,Vol.28,No.1,pp.1751-1756,2006
(1) 本研究で示したJPU材料をコンクリート用被覆材として用いることにより,その防水性と高い水蒸気透過性により,乾湿が繰返される条件において内部コンクリートを乾燥方向に導く特性を有する。
(2) ジェットスプレー工法を用いて塗膜したJPUは,高い水蒸気透過性を有しているにも拘わらず,二酸化炭素は透過し難い性質があり,その中性化抵抗性は良好であった。
以上のことから,ジェットスプレー工法を用いて超速硬化性ポリウレタンを塗膜形成したコンクリート構造物の耐久性の向上が期待できると考えられる。
参考文献
1)笠井哲郎ほか:ジェットスプレー工法を用いて塗膜形成した超速硬化性ポリウレタンのコンクリート用被覆材としての性能,土木学会年次学術講演会(CD-ROM),部門5,Vol.61,pp.9-10,2006
2)井戸功誠,友清剛,繪鳩武史,河合康統,:新材料を用いたコンクリート構造物の補修方法に関する性能評価試験,コンクリート工学年次論文集,Vol.25,No.1,pp.1571-1576,2003
3)北山良,片平博,渡辺博志:外来塩に対する鉄筋コンクリートのひび割れ補修効果の実験的研究,コンクリート工学年次論文集,Vol.27,No.1,pp.1543-1548,2005
4)今野拓也,細田暁,小林薫,松田芳範,:コンクリート表面含浸材の吸水抑止性能に及ぼす施工条件の影響,コンクリート工学年次論文集,Vol.28,No.1,pp.1733-1738,2006
5)槙島修,魚本健人:断面修復材の品質と耐久性に関する一考察,コンクリート工学年次論文集,Vol.28,No.1,pp.1751-1756,2006
by kougakuy
| 2001-07-13 23:32